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2025年8月2日、韓国の与党・共に民主党の党員大会で党代表に選ばれた鄭清来(チョンチョンレ)氏(中央)。左は代表選で競った朴賛大(パクチャンデ)氏=韓国・京畿道高陽市、貝瀬秋彦撮影

 韓国の李在明(イジェミョン)政権を支える進歩(革新)系与党・共に民主党が2日、ソウル近郊の京畿道高陽市で党員大会を開き、党の新代表に鄭清来(チョンチョンレ)議員(60)を選んだ。鄭氏は選出後の演説で、昨年12月の尹錫悦(ユンソンニョル)前大統領による非常戒厳に関与した「内乱勢力」を「徹底的に断罪しなければならない」と述べた。対野党などで強硬な発言を繰り返してきており、今後、与野党の対立が激化する可能性がある。

 来年6月には統一地方選が予定され、その結果が政権運営にも影響するだけに、党運営や選挙への対応も問われる。

 代表選は前代表の李氏が大統領選立候補のために4月に辞任したことに伴い実施された。鄭氏と朴賛大(パクチャンデ)議員(58)の2人で争われ、鄭氏が約62%の得票率で勝利した。

強硬姿勢が党員の心つかんだか 与党の支持率は?

 鄭氏は国会法制司法委員長と…

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